中世日本の歯ブラシ

作者: on 2021年9月13日

中世の日本においては、538年ごろに仏教が伝来し、これと前後して楊枝もまた伝わったと思われます。日本では、古来神道が存在し、禊の1つとして口を漱いでいたと思われます。

仏教は朝廷の保護を受けて発展していったが、それに伴い、楊枝もまた広まったと考えられています。10世紀はじめ、平安時代にはすでに上流人士や僧家の間で浸透していきました。

朝の洗面時に楊枝を用いるのが習慣となっていたようです。少し遡り9世紀はじめ、空海の起こした真言密教や、1227年宋より帰国した道元の起こした曹洞宗では、楊枝を大切な法具としたようですよ。

このように日本では、仏教信仰と共に一般化していったというのが特徴と言えるでしょう。しかし、歯磨剤については特に記録は残っておらず、房楊枝による歯磨きとうがい、舌をこそぐ、塩を付けて楷歯するという方法で口腔清掃を行っていたようです。