「摂食嚥下機能」の回復とお口のリハビリ

介護の現場では「摂食嚥下機能」の回復が期待される「お口のリハビリ」を日々の生活習慣の中に取り入れているようです。「摂食嚥下」とは皆さんがお食事をする際に、食べ物を噛み砕き、飲み込むまでの口内や喉などの機能や働きを総称して「嚥下」と呼んでいるようです。

実際には食べ物を食べるための「嚥下」の機能が年齢とともに衰えていくのは仕方のないことだと考えている方も多いかもしれませんが、「お口のリハビリ」は高齢者の健康をキープする上でも大変重要な役割を担っております。お口のリハビリは、「健康的な歯の維持するための生活習慣」や「毎日のデンタルケア」などに支えられており、「健康的な歯」を維持していくために、厚生省からも「8020運動」なるものがスローガンとして掲げられております。

高齢者にとって「健康的な自分の歯」で美味しく食べ物を食べることは、生活の質を高める大きな要素となっております。長寿国としては何かと話題の多い日本国ではありますが、日本人の80歳以上のお年寄りが平均として何本の健康的な歯を維持しているかご存じでらっしゃいますか。

残念ながら現在のところ80歳以上の日本人の健康的な歯の本数は「4~5本」とされ、2ケタにも満たない数字であるようです。歯科先進国とされるヨーロッパ諸外国では、80歳以上のお年寄りが20本もの健康的な自分の歯を維持していることは珍しいことではないようですので、日本人がきちんとしたデンタルケアを若い頃から生活習慣のなかに取り入れることができれば、「8020運動」も現実味を増してきそうです。

すでに自分の健康的な「歯」を失ってしまった高齢者にとって、「噛む力」「飲み込む力」でもある「嚥下力」の低下を回復させるために、健康的な自分の歯を取り戻すことは難題ともなりますが、毎日の「お口のリハビリ」によって「嚥下力」を回復に向かってサポートしていきたいものです。

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